元はビクターのSX-11の比較で聴いてみただけなのに、いつの間にかメインに躍り出てしまったサンスイのスピーカー。
情報が殆ど無いんだけど、所有者のブログの情報をまとめると、1991年12月発売、定価58000円。
サイズはW231×D270×H425ぐらい。これは実際に測ってみた。
ツィーターにはダイヤモンドがちりばめられていたらしい。
ダイヤモンドツィーターというと今はB&Wの800シリーズが出てくるけど、あれの音はどうなんでしょうかね?
SP-100X発売の数年前にSP-100iを発売してるらしいけど、こっちの方がサイズが大きく、価格も倍。SP-100iの廉価版みたいなもんなのかねぇ。見た目もまぁ似てないことは無いか?
見た目はこんな感じ。
前面バスレフ。ダクトはごく短い。
左下に傷があるけど、見えないところにもっとたくさん傷がある。
噂の?ダイヤモンドがちりばめられたというツィーター。
よく分からんw
ウーファー
エッジはウレタンか?劣化してる様子は全くない。
コーンの材質は不明。
写真は撮り忘れたけど、中の吸音材は下の方にちょっとあるだけ。
ネットワークは改造の記事でも書いたけど、ウーファーが6dB/octの0.9mH。ツィーターが12dB/octのコンデンサが3.3μF、コイルは不明。
クロスは・・・1500~2000kHzぐらいか?
コンデンサはJantzenのZ-standardに変更。サンリングのPPSDをパラで抱いてる。
音質はかなり良い。色付けしたり変な音色を乗っけてはいないんだけど、モニター的な感じはしない。聴きやすい音。
元は引っ込み気味だったボーカルはそれなりに張りだすようになったし(セッティングでも結構変わった)、のびやかに歌ってくれる。DS-5Bのボーカルもかなり良いのだが、SP-100Xの後に聴くとかさついて聴こえる。鬼塚とかKOKIAとかいつもリファレンスに使ってるんだけど、力強さが良く出てて良い。
高音はソフトで華やか。伸びも解像度も良いのだが、あとちょっとだけ伸びきらない、かゆいところに手が届かないようなところがあるのが歯がゆい。
低音は、ある程度の量感、帯域までなら耐えられるがそれを超えると破綻してボワついてしまう。ピアノの最低域のフォルティッシモとか厳しい。まぁこのスピーカーに限らずまともに再生できるスピーカーが滅多にないのも事実だが。。。
で、耐えられるといっても耐えられるだけって感じで友人宅で聴くような密閉型のキレのある低音ではなく割と緩め。何とか破綻させずに出てはいるよーってだけ。
音場はセッティングで前方に出てくるようにしてみた。ホントはスピーカーの前後に立体的になるようにしたかったんだけど、無理w
ボーカルが前に出てくるようになっただけでも御の字でした。
音の分離と定位は良さ気。
やっぱり弱点は低音だなー。。。
これを書いてる間にSP-100iが気になってSP100iEXを落札してしまうというwww
PR