先日フジヤにて買ってきましたBLO-0299 Auditorium
店頭行ったら普通のBLO-0299が中古6万ちょいで売られてて、こっちでも良いかな・・・とか思ったが、予約してあるためそんなわけにもいかず95000で購入。
シリアルナンバーは08○○。Auditoriumで別にしてるわけでは無いらしい。残念。


ではでは。

デザイン
悪くない。木の質感は良いのだが、周りと合わないのが難点。

操作性
ボリュームを回す感じとか、プラグを差し込むときの適度な堅さとかは凄くいい。ただ、電源ボタンだけがその中で異様にしょぼい。
ボリュームは内部抵抗を通る長さを極力抑えるために意図的に調節しているらしく、HD650だと3時ぐらいでちょうどいい感じ。音量足りないヘッドホンでもゲインはあるから音量の問題はないはず。

機能性
ごく普通のバランスアンプ。前面の切り替えスイッチは、ヘッドホン出力/ライン出力の切り替え、10dbのゲイン、バランス/アンバランスの切り替え。
ライン出力を何故つけたか分からないが、それ以外は普通。


さて、肝心の音質。ヘッドホンはHD650 Zu mobiusMK2をリファレンスとしていろいろ聴いてみた。
帯域バランスは、フラットかややかまぼこ。
とにかく中音域が伸びる伸びる。ボーカルにしても器楽にしても、主旋律が非常にきれい。この辺がい今まで使ってたDA53Nと大きく違うところ。リケーブルHD650のところに書いた、たまに感じるボーカルの無理してる感は全く感じられなくなった。逆にのびのびとした余裕が感じられる。
高音域も中音域程ではないが良く伸びる。低音もしっかり沈む。
音場は広大になったというほどではないが、DA53Nに比べ若干広がり、奥行き感も向上。ボーカルが前方の一番近いところに位置取り、他が後ろに並んでいる感じ。
味付けは結構してると思う。ウォーム系かな。圧縮音源でもそれなりに鳴らす。録音悪いのは残念だが・・・。

…なんというか、これといった弱点が見当たらない。
中音域を中心に全体を上手くきれいにまとめましたって感じ。かといって特徴がないわけではなく、中音域の伸びとクリアさは大きな特徴だと思う。これ聴いた後ポタ（D12hj＋EX1000）聴くとボーカルが曇って聞こえる。EX1000で曇ってるとかもうわけがわからないよ。

で、バランス駆動とアンバランス駆動の違いだが、音色的にはこれといった違いは感じられない。しかし、音場がだいぶ違って、バランスの方が音全体が目線の下にさがって、定位が良くなる。
クラシックとかを聴く場合圧倒的にバランスの方が良いだろうが、ロックとかポップスとか聴く場合はぶっちゃけ好みだと思う。
自分は悔しいのでバランスで聴いてる←

ヘッドホンとの相性は、家にある中ではHD650がダントツ。HD25よりロックを上手く鳴らせる。もうわけがわからないよ。
まぁHD25も相性悪いわけではないんだけどね。
相性が悪いのはEX1000。DA53Nと大して変わらない気がするのは俺が糞耳だからだろうか・・・
DA53Nの時はHD650.EX1000は使い分けられたが、BLO-0299に関してはHD650が完全にEX1000を上回っていて、EX1000を使う気になれない。

総評
テンションあがってべた褒めだが、試聴した他のアンプと比べると、多分15万ぐらいが妥当なところ。通常版BLO-0299だとコスパは普通。ボーカル物をよく聴く人にはお勧めできる。
総合的に考えるとP1-uと同じかちょっと下ぐらいかなー。個人的な好みではBLO-0299の方が好きだが。
ただ、Auditoriumになって10万弱で買えたことを考えると良い買い物をしたといえる。


更なるエージングと強化電源でどこまで変わるかが楽しみ。
最終的にはHD800のバランス化だな！

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