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先日おじゃました友人の家、前回行った時と大分音が良くなっていて、それに触発されてしまい、色々改造を試みた。
まずはネットワーク。前もちょっと変えたが、今回は抵抗をTRITECのシリコン・セラミック抵抗に変更。前はTAKMANのセメント抵抗を使っていた。コンデンサがSOLENのフィルムコン、コイルが(多分)Jantzenの空芯と、どう見ても抵抗が残念な感じなので少々値は張るが思い切って交換。 効果は。。。ちょっとだけ高域のキレが良くなり、ボーカルがみずみずしくなったかな。という感じ。この段階ではまだ低音がもたついていて、若干他の帯域の邪魔をしているのが気になった。 ネットワーク弄ってクロスオーバを変えようと思うとかなりお金がかかってしまうので、一つの原因と思われるエッジを交換してみた。筐体はアルミダイキャストの鈍器系な上、ミニサイズだから箱鳴りは多分無いだろうし、もたつくとしたらエッジが原因だろうなーと。 素材はみんな大好き?セーム革。ヨドバシで売ってた時計手入れ用w。元のエッジはブチルゴム。調べてみるとゴムは量感は出るけどやっぱりスピード感は出にくいらしい。もちろん、量感とスピード感の両立が望ましいけど、どちらを優先するかと言えばスピード感。自分の好みっていうのもあるし、低音寄りだと、音量出すと他の部屋(主に一階のリビング)に響いて迷惑をかけるし。 というわけで、エッジ交換を竣工ー 元はこんな感じ。ジャンクで買って修理に出したときに一回剥がして付け直されてるのでちょっと歪んでいる。劣化してヒビが入ってたり固くなってたりということは無いっぽいけど、表面がカサカサしている。30年以上前のスピーカーだけど、ブチルゴムってこんなにもつものなのかと思い、調べてみたら耐候性はかなり高いらしい。それにしても30年はすげぇw というわけでまずは元のエッジを剥がす作業。 参考にしたサイトではエッジがウレタンなので綺麗に除くのが大変だと書いてあったが、これはブチルゴムなので剥がすだけ。とはいえコーンに貼ってある方は慎重にやらないと破れてしまう恐れがあるので慎重に。錐を使ってちょっとずつ剥がしていく。 剥がし終わった状態がこんな感じ。もう後戻りはできませんw ここで、セーム革の切り出し。型紙にコンパスで円を描いて切り取り、それを革に重ねて鉛筆でなぞる。大きさは、ユニットの外径が102mm、内径が74mmだったので、外径100mm、内径70mmで切った。外径は、参考にしたサイトに書いてあったが、ちょっとでも大きかったりして歪むと嫌だったので若干小さめに。内径は。。。まぁ、あれですよ。 切り終わったらいよいよ貼り付け。 まずは外側から。木工用ボンドを外側の張り付ける部分に万遍なく塗って皺にならないようにペタペタ。思いの外簡単だった。まぁ、20cmとかのウーファーだとこうもいかないんだろうけど。 外側だけ貼ったところ。 乾くまで暫く待ってから内側。コーンの裏側に貼るパターンもあるようだけど、今回は元のやり方に合わせて表に。 今度はコーンに、小さいヘラでちょっとずつボンドを塗って張り付けていく。 小さいヘラは型紙を細く切っただけですハイ。 出来たのがこんな感じ。 え?エッジに丸みが無い? これはほら、あえて低音を少なくしyどう見ても設計ミスです本当にありがとうございましたorz (追記:ノイズが出たのでやっぱり貼りなおしました。こちら) まぁ、何はともあれ一応完成。暫く乾かした後小音量で試聴。 ・・・うん、キタコレw 良い感じで低音のもたつきが抑えられたうえ、ボーカルがさらに艶やかに。 低音の量感は少なくなったけど、これだけあれば十分なレベル。素晴らしい。 思ったより簡単にエッジ交換ができたので、安心してエッジ割れのジャンクスピーカーも落札できるよ!やったねw 元々は抵抗とエッジを交換するだけのつもりだったんだけど、ヨドバシで材料を買ってるときに、ふと吸音材用の炭を入れてみようと思い立ったので購入。2.5kgで600円ぐらい。そんなに良いものは高くて買えませんw 炭は電気を通すので、絶縁だけは注意して、入れてみた結果、、、高域の伸びが良くなったかな?入れて鳴らし始めた直後は高域が強くなり過ぎた感じがしたが、暫くならしていたら丁度よくなってきたような。 結構改造を入れて、かなり良くなってきた感じがするので、暫くこのまま行ってみようと。。。というか、これ以上の改造だとホントにユニット自体を交換したり、ネットワークの組み直しになったりするので、あんまりやりたくない。金無いしw しかし、購入金額+修理代で4000円ぐらいなのに、今回の改造で改造費が合計15000円ぐらいになってしまったw まぁ、それだけの価値はあったんじゃないかと思うけどね。 PR |
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