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この前エッジを張り替えて復活したSP-100iEX、大分聴きこんだのでレビュー。
前も書いたけど、外観はこんな感じ。 鏡面仕上げで、新品だと凄く綺麗だったんだろうけど、今は結構傷が多いしフレームも錆が多い。フレームのは紙やすりで全部こすり落とせば綺麗になるんだろうけど、面倒なのでやらない。 ウーファーは、今はエッジをセーム革に張り替えたのでこんな感じになってる。 このスピーカー、外観も勿論良いのだが、圧巻なのは中身。 このサイトを参考にしていただければわかると思うが、中身の構造が異常。 板の厚みや補強から、フレーム、中のユニットの取り付け方まで、徹底的に箱を響かせないスタイルを貫いてる。実際、殆ど箱は鳴らない。 後は重さ。構造からも想像つくが、異常に重い。なんと19kg(!) 他の似たようなサイズのスピーカーだと13kgが標準的かな? それに比べると1.5倍弱ぐらいの重さ。 ウーファーユニットはカーボン。ツィーターはチタンにダイヤモンドコーティングしたもの。 なんか、今のB&Wを彷彿とさせる構成w クロスオーバーは、カタログスペックで1.5kHz。実際にネットワークを見てみたけど、多分そんぐらい。 ネットワークのコイルはコアコイルの結構いいやつ使ってるっぽい。で、ツィーターのコンデンサはメインの電解コンにサブのフィルムコンを二つ抱いてるという結構豪華な構成。試しにPPSDパラで追加してみたけど、殆ど音が変わんなかったんだぜ。ネットワークを弄る必要は無いっぽい。 音は前に使ってた同じくサンスイのSP-100X改とは一線を画している。SP-100Xは低音の緩さとか高音の雑さとか引っ込んでるボーカルとか色々気になるところがあった(コンデンサ交換で高音とボーカルは大分マシになった)が、SP-100iEXは殆ど気になるところが無い。 高音は煌びやかではないけど、よく伸びる。今までのは頭打ちになってる印象があったけど、それが無い。ボーカルはスコーカ―ついてるんじゃないかってぐらいよく出る。散々友人宅で色々聴かされてるけど、ボーカルに関してはこれだけしっかり出てれば文句ない。低音は密閉とバスレフの中間みたいな感じ。このスピーカーはバスレフ型なんだけど、バスレフっぽい量感があってふくよかな感じではない。かといって密閉型程キレのある締まった音でもない。丁度その中間ぐらい。セッティングにも因るけど、音場は広め。定位も良さ気。完全に自分の方に向けるよりもちょっと広めに角度とった方が、音場が広くなって定位も損なわず良い感じ。 友人がDIATONEとJBLの中間みたいな音って言ってたけど、確かにそんな感じなんだと思う。この時代のJBLはあんまり聴いたことないけど。 個人的に良いと思ったのは、小音量で聴こうがリスニングポイントから外れた場所で聴こうがそれなりに聴けるし、ある程度までなら録音の悪い曲でも問題なく聴けること。住環境的に小音量で聴く機会が多いのでこれは嬉しい。 まとめると、なんでもそつなく鳴らす万能スピーカー。 構造見ても音聴いても思うけど、当時の物価考えてもペアで158,000円は異常。 倍ぐらいとっても良かったんですよサンスイさん。 PR |
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